2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

除角

昨日は牛の除角といって、角きりがあった。 よく見るホルスタインの牛は角がはえていないけれども、生まれてそのままにしていたら、野生の牛と同じくりっぱな角が生える。飼育するときに角があると危険なので、大体の牧場は子牛で角が小さいときに、角を切っ…

機械の修理

昨日は午前中にある機械の故障箇所が見つかり、整備工場の人に頼んで修理をしてもらった。 故障といっても、ある部分の鉄がさびて強度が足りなくなってきているだけだったのだが、どこに鉄板を継ぎ足して溶接したら強度が高くなるのかとかいろいろ整備の人と…

昨日は春分の日

昨日は春分の日で、福岡ではサクラが開花したらしい。ここでは雪がちらついていた。 去年の4月3日、俺は福岡から北海道に行った。 その日は昼間まで大濠公園でゆっくりした。公園は桜満開で、ボートに乗って、池に浮かんでいるどのボートよりもスピードを出…

コーヒー

先日、昼間に用事を足しにデパートに向かったところ、コーヒー豆を売っている店があった。 そういえば、家にコーヒー豆をひくやつがあったのを思い出したので、思い切ってハワイコナという高い豆を買った。 その日の夜、早速豆をひいてコーヒーを飲んでみた…

牛のつめきり

今日は牛のつめきりがあった。削蹄(さくてい)といって、専門の削蹄師さんにやってもらう作業である。 写真で見てもらうのが分かりやすいのだが、足を持ち上げて裏側の伸びた部分を大きなのこで切る。 つめが伸びすぎると、蹄病といって、底が腐ったりして…

親からのプレゼント

今日、福岡の実家から宅急便が送られてきた。福岡から北海道まで2日。日本の物流システムはすばらしい。 中には、旬のたけのこがいっぱい入っていた。たまに九州の食べ物を口にすると懐かしい。 そして、親からのプレゼントで、茶色の皮財布が入っていた。…

別れの時

今朝、二頭の牛が牧場を去った。どちらの牛も長く働いてくれた功労牛だった。 牛は牧場を去ると、老牛ホームなんてあるはずもなく、そのまま屠場に持っていかれて肉になる。 そして俺達人間がそれを食べるということだ。 牛達がトラックに乗せられるとき、さ…

最近は牛の分娩が結構あるので毎晩寝る前に牛舎に見回りに行っている。ついさっきも見に行った。 今日生まれた子牛を見てみると、まだ毛が濡れていてブルブル震えながら寝ていた。 その姿を見て、「あぁ、オレは毎日命と関わる仕事をしているのだ。」という…

いざ東京へ

3月末に大学の同期の結婚式があって、かつて住んでいた東京に乗り込むことになった。 東京では、コンクリートジャングルに潜む一匹のヒョウとして数々の伝説を残した(うそです)。 結婚式当日に東京に殴り込みをかけ、次の日の夕方に帰る。今、その次の日…

類は友を呼ぶ

今日はお昼に牛の点滴があって、牛舎に待機していた。 牛も病気になると点滴をする。一気に2リットルくらいをうつ。今日点滴をうった牛は、分娩後にあまり食欲が回復せず、エネルギー不足気味だった。点滴をうって少しはよくなったようだ。 点滴を待ってい…

一週間がはやい

もう土曜日だ。 いつも基本的に同じ生活リズムなので曜日の感覚がほとんどないのだが、朝飯時にかかっているテレビ番組が週末だけ違うので、その時に一週間過ぎたのが分かる。 確実に小学生のガキの頃よりも時の流れがはやい。ガキの頃は一年が長く感じて、…

双子誕生

昨日の夕方、仕事が終わって家に上がろうとしたところ、分娩予定の牛が産気づいた。 「よーしこれで夜中に見回りしなくてすむぞ!」と、助産をして、小さめの雄の赤ちゃんが生まれた。 生まれた後は、赤ちゃん牛を親牛の前に持っていく。そうすると、親牛は…