除角

昨日は牛の除角といって、角きりがあった。
よく見るホルスタインの牛は角がはえていないけれども、生まれてそのままにしていたら、野生の牛と同じくりっぱな角が生える。飼育するときに角があると危険なので、大体の牧場は子牛で角が小さいときに、角を切っておく。それを除角という。
除角は、でっかいはさみみたいなやつで根元からジョキンと角をきってから、止血の為に根元の部分を焼きごてで抑える。
この焼きごてが半端ない熱さである。それこそ肉が焼ける熱さだ。それを頭に当てるのだから、子牛は断末魔の叫びをあげる。もし人が同じ事をされたら絶対に気を失うと先輩農家さんが言っていた。
昨日除角された子牛を今日見てみると、何事も変わりなくゆったりしていた。牛は赤ちゃんの時から根性があるな。