牛のつめきり

今日は牛のつめきりがあった。削蹄(さくてい)といって、専門の削蹄師さんにやってもらう作業である。
写真で見てもらうのが分かりやすいのだが、足を持ち上げて裏側の伸びた部分を大きなのこで切る。
つめが伸びすぎると、蹄病といって、底が腐ったりしてしまう。
今の乳牛は乳を出すように大型化しているので、足が悪くなると体調にもろに影響が出るため、蹄病防止が乳牛管理の一つとして重要である。
我が牧場が頼んでいる削蹄師さんは、とても小柄な人なのだが、足を持ち上げて削蹄するときは本当にものすごい力だ。牛はゆったりしているイメージがあるが、人間にはかなわないほど怪力である。
牧場は、そこで働く酪農家だけではなくて、人工授精師さん、獣医さん、削蹄師さん、飼料屋さん、猫さん、その他いろいろな人たちが関わっているのである。そして、その中心にいるのは牛さんです。