何のために

自分も子供を持ち、大人の社会にいるようになって、人それぞれ、その人の人生で何が大切か、何を求めているかが結構違うんだということが、分かるようになってきた。
若いうちも人それぞれだけれど、それ以上に大人の方が、その違いは大きくなっていくような気がする。
「金」を(自分が思っているよりも)求めている人は案外に多いということも分かるようになってきた。
自分も家族がいるので、お金は必要だ。自分もぜいたくしたいと思う時もある。
この前読んだ、内村鑑三の「後世への最大遺物」の中で、お金をもうけて、後世に残すことはとても大切なことだと書かれてあった。自分もそう思う。でも、それには能力が必要だということも書かれてあった。
お金を儲けられない、もしくは儲けようと思わない人は、後世に何を残すべきか。それは事業であったり、人材であったり、いろいろだろうけど、本の最後に書かれてあったのは、「生き様」だった。
自分は何を求めているのか、そして次の世代に何を残したいのか?
まだ具体的には分からないけれど、自分が理想とする酪農を求めていくことで、少しずつ分かるのではないかと思っている。