最近思うこと

12月になり、大学のボート部のOB名簿(と年会費の振り込み用紙…)が送られてきた。もうこんな時期か…。
名簿をパラパラとめくって見てみた。本当にいろんな職業、立場の人たちが全国、海外に散らばっている。なんか住所が英語で書かれていると、こっちまでウキウキしてくる。皆さん卒業してから一歩一歩自分の道を進んで今があるのだろう。
俺は、ずっと職業は一緒だし、出世というものもない。住む場所も一緒。仕事の内容も、まあ時代の変化によって変わる部分はあるが、牛を飼い、牛乳という恵みを頂くという本質はずっと変わらない。そういう立場の自分からみて、そういう周りの人たちを名簿だけからだが、見てみると、正直うらやましい部分もある。
俺はまだ自分の理想に向かって近づいているという実感もないし、ただ目の前の仕事に取り組んでいるというだけかもしれない。でも、もしその現状にくされてしまって、本当にただ毎日を過ごしてしまっては、本当に何も変わらない。
一見変わらない仕事でも、目の前にいる牛は一頭一頭違うし、毎日違う表情を見せる。それを感じるだけでも、自分にとっては前進である。
自分はいろんな情報を察知して、広く世界を見渡せるような人間ではない。でも、そんな人間だからこそ何かできることはあるんじゃないか?と思ってみたりもする。
違う自分を演じてみたところで、すぐにバレるし、自分も疲れる。もっと自分らしく、掘り始めた穴をとことん掘りまくって、ブラジルまで到達するまで掘ろうではないか!と自己肯定をし始めた。
まあ地球の中心に行ったら熱くて消滅しますけどね。
今は周りに相談できるような人があまりいないので、自問自答のくり返しで、果たして自分の考えが進歩しているのか気がかりではあるが、「自分らしくいこう」これが今の結論である。