他人は自分の鏡

何年か前、ふとある本屋で立ち読みした雑誌に、俺がよく聴いているロックバンドのボーカルのインタビューの中で、「他人は自分の鏡」という言葉があった。この言葉に出会ってから、人間関係に悩んだときなどは必ずこの言葉が浮かんでくる。
自分のことが周りに理解されていないと感じるときは、自分が周りを理解しようとしていないということだ。周りが嫌に感じるときは、自分が嫌な人間だということだ。
カッとなったりしたときにこの言葉を思い出したら、心がスッと落ち着く。でも何日かしたら、そのことを忘れてすぐに自分本位になる。結局それの繰り返しなのだが、この言葉に出会えたおかげで少しは冷静になれる。
自分の主張が通らないと思ったときは、通るまで主張しようと思うのではなく、その思いは一度自分の心の中にしまって、目の前にあることに集中する。その積み重ねがいつか信頼になり、自分の思いが自然と伝わるようになる。
まあこんな考えは、競争社会では淘汰されかねない甘い考えかもしれないが、俺にはあっている。
ここ最近は暑くなったり寒くなったりで、毎朝どのくらい着て仕事に行くかいつも悩む。今日は寒い。