久しぶりの外

今日は久しぶりに牛を外に出した。今日からは午前の搾乳後に牛を外に出して、午後の仕事まで牛は外にいる。でもまだまだ草は伸びていないので、放牧というわけではない。まあ言ってみれば放牧前の馴らし期間である。
本当は冬場も1〜2時間くらいは牛を運動に出したほうがよい。牛のストレス軽減にもなるし、牛の発情のサインがより明確になる。でも今年は出産やらなんやらで結局3ヶ月近く外に出すことができなかった。牛さんすいません。
久しぶりの外ということもあって、あちらこちらで飛び跳ねている牛がいる。よほどうれしいのだろう。
最近自分の年齢に焦りを感じている。もう俺も今年で28歳。周りの同じ年齢の人たちは、農家の息子でもっと若いときから酪農に携わっている。おれは28歳を目前に控えてまだまだ新米。このままでは自分の理想の酪農が出来る前に老いぼれてしまう…。周りの人たちと話をすると余計に焦る。
もっと広い心をもって焦らずいきたいものだが、どうしてもそうはいかない。大学に予想以上の年数を費やしてしまったのがここに来てひびいているが、予想以上の年数を費やしたから俺は酪農をやることになった。まあ仕方ないと思って一歩一歩やるしかないと思う。