死んだ鳥症候群

今のところ、継続的に、といっても毎日ではないけれども、エルゴトレーニングをAM仕事後に行っている。
昨日と今日はエルゴ1000m。タイムは同じ3分26秒。そろそろ記録が頭打ちしてきた。やり始めが一番伸びて、伸びなくなってきたところから、本当の体力のつけどころだ。
去年読んだ「生物と無生物のあいだ」という本に、理系研究者の間で言い伝えられている一種の病気のようなもので、「死んだ鳥症候群」というのがあると書いてあった。
まだ飛ぶことができない小鳥は、飛べないけど飛ぼうとする情熱にあふれている。
その情熱に任せて、飛ぶ練習を繰り返すうちに、少しずつ飛べるようになる。そして飛べるようになると、より効率的に飛べるように練習をする。そうするともっと楽に飛べるようになる。その過程を繰り返すうち、飛ぶ技術がある程度までいくと、かつてあった情熱は薄れ、死んだ鳥のようになっている…。
研究職によくあると書かれてあったが、これはどんなことにも当てはまることだと思う。
飛べるようになっても、飛べなかったころの情熱を持ち続けている人が、高みに登っていける人なのだろう。
俺も要領よく仕事することばかり考えていたら、いつのまにか死んだ鳥になってるかもしれないので、気をつけるように!