牧場見学


今日の昼間に、以前から見学したいと思っていた牧場に電話をし、さっきまで牧場見学に出かけてきた。
その牧場は、放牧主体で牛を飼っている牧場で、搾乳以外の時は、牛は常に放牧地に離されている。
ただ牛とはいっても、現在の乳牛は遺伝的な改良によって、野生の牛とは比べ物にならない程に乳を出す。なので、本来牛は草だけで生きていけるのだが、乳牛は乳を出す分、余計にエネルギーを必要とする。
大体の牧場は、その不足分を補うために、濃厚飼料という、コーンなどのえさをやる。濃厚飼料は本来牛が食べるものではないので、給与のしすぎは牛の健康を悪化する。バランスよく給与しなければならないのである。
ほとんどの農家は濃厚飼料を餌会社から購入するので、その分コストが出るのだが、今日僕が行った牧場は、濃厚飼料をほとんどやっていない。ということは、放牧地の草だけで牛が乳を出しているということ。
これは、ただ放牧すれば良いわけではなくて、そこの放牧地がそれだけ広く、質も高いということだ。
非常に参考になった。
写真:見学した牧場で飼われている、ブラウンスイスという牛、ホルスタインに混じって数頭いました。