いつの間にか3月中旬

ここ一週間は分娩が続いて、おまけにそのうちの一頭が、分娩前に前足の肩を脱臼していたのだが、分娩後に状態がひどくなり、ついには立てなくなってしまった。
そして今日安楽死してもらった。
3月はまだ分娩が続く。
我が牧場の頭数は、平均よりやや少ない(搾乳牛が50頭)。100頭飼っている牧場は、分娩頭数も倍になる。本当によくやってるなと思う。
最近見た酪農関係の新聞に、北欧酪農視察のレポートがあった。あっちの酪農家の人が、
Normal cows like normal feeding.
と言っていたと書かれてあった。まさにその通り。
いろんな最新技術を知っても、結局は、普段の作業。普通の管理が乳牛には一番快適だということ。
ただ奇をてらうようなことをするよりも、普通の、当たり前のことを追求することで、目の前の壁を乗り越えることができる。
目の前で死んだ牛を教訓に、また明日から普通に仕事をしようと思う。