自分であるということ

三日前に北海道に帰ってきた。
福岡では久しぶりの実家でゆっくりできたし、犬の散歩もできたし、高校の同期とくだらない話もできたし、何より幸せなお二人さんを見ることができたし、その後に同期とカラオケに行って気が狂うくらいにタンバリンをたたきまくったし、非常に有意義な二泊三日だった。
福岡の母は、オレが福岡に帰る前に送られてきた、娘と自分が写った写真を見て、オレが毎日無理をしてるんじゃないかと心配していたようだ。そして久しぶりに会った同期には、前より顔が険しくなったと言われた。自分も気づいているようで気づいてなかった。
日本のま反対に行っても、やる仕事が全然違っても、そして名前が変わっても、自分は自分らしくいられると思っていた。だがそれは間違いだった。自分が自分らしくいられたのは、家族や信頼できる仲間が近くにいてこそだった。周りの助けがなければ自分でいられなかったことに今気づいた。
そして新しい環境に早く慣れよう、仕事を早くおぼえようとして、いつの間にか自分を見失っていた。ユーモアのかけらもなかった。
そのことに気づいてよかった。ひとり離れてみて強く思う。故郷の家族、友情は宝だと。ずっと大切にしたい。