ラッキー、アンラッキー

ここ3日で立て続けに3頭の分娩があった。
最初の1頭は全くのノーマークだったのだが、夜中に他の牛の分娩を見回りに行ったら、その牛の分娩が始まっていた。しかも子牛(♂)がかなりでかくて、実習生を呼んで二人でヒーヒー言いながらロープで引っ張ってやっと産まれた。もし見逃していて自然分娩だったら、かなりの難産、もしくは死産になっていただろう。ラッキーだった。
次の1頭は、2日前の朝の搾乳中。逆子だったので、ロープで一気に引っ張って出した。子牛は無事だった。逆子の場合は、自然分娩だと子牛が羊水を飲んだりして死ぬ可能性が高い。これもたまたま仕事中だったのでラッキーだった。
最後の1頭は今朝3時半くらい。夜中の1時に目覚ましをかけていたのに、全く聞こえず起きたら3時半。気づいたら猛スピードで牛舎に行った。結果、丁度分娩が始まっていたところで大丈夫だった。
もちろん自然分娩でも大体無事なのだけれども、初めて子を産むときや、逆子の時などもあるので、出来るだけ分娩には立ち会っていた方がよい。でも24時間牛舎にいれるわけではないので、分娩に立ち会えるかどうかは、管理者の牛を見る目、勘、そして運もある。
とりあえず無事生まれてくれてよかった。