タイトル画像を変えた

どうでしょうか?
いつも放牧の写真を撮るときは、雲ひとつない快晴の時を狙っていたが、この日は雲があったものの、晴れていたので写真を撮ることにした。
快晴の時の、青い空と緑の草のコントラストも良いが、大きな雲の白がその中に加えられると、もっと良いことに気づいた。
秋になって、放牧地の草の勢いもなくなってきたので、牛の出す乳の量も減ってきた。このままだと10月いっぱいで放牧も終了する。その後は夏に収穫した牧草が牛のごはんになる。
タワーサイロやラップフィルムに密封された牧草は、空気にさらされずに貯蔵されているので、菌や微生物の助けを借りて発酵し、サイレージ(発酵した牧草)になる。いい発酵をしたサイレージは、甘いにおいがして、美味しそうだ。ラップフィルムが一部破けていたりして、密封状態が完璧でなかったり、牧草が乾燥しないまま密封したりすると、カビたり悪い発酵したりして、あきらかにまずそうなサイレージになる。
放牧地で青草をモシャモシャ食べている牛も気持ちよさそうだが、美味しいサイレージをモシャモシャ食べている牛も幸せそうだ。そんな光景を見ると、来年も良い牧草を収穫しようと思う。