クモの巣

先日、ちょっとした休憩の時に牛舎の窓を見たところ、クモがせっせとクモの巣を作っていた。
足のあたりから細い糸を出しながら、放射線状に伸びた糸の間を行ったり来たりして、糸の多角形を作っていた。
そのあまりのひたむきさに、「ここをつないだらこーして、あー忙しい!」と声が聞こえんばかりだった。
完成間近のクモの巣は、それはそれは美しい形をしていた。
それまではクモの巣に引っかかったときは、「あーこんなところにクモの巣なんか作りやがって!」と手で巣を破壊していたが、これからはさわやかな気持ちでサッと巣をよけようと思った。
そして今日、石垣島の親父から地元のパイナップルが送られてきた。さわやかな味でよりさわやかな気持ちになった。