情熱をかける

先週ボート部の連中を見て、「うらやましい」と思った自分をこの一週間省みた。
ボート部にたいして「うらやましい」と思うということは、過去のボートを漕いでいた自分に対してのもので、今の自分に対しての気持ちは果たして前向きなのか後ろ向きなのか?
ボートを漕げる時間は有限で、それだけに、ボートを漕いでいたときは毎日貴重に感じた。自分は輝いていると半分ナルシストになっていたときもあったくらいだ。
それに対して、酪農は死ぬまで続く。死ぬまで朝5時起床。それも休みなし…。
去年の今頃、牛舎に続く道を歩く中、「俺は死ぬまで毎日この道を歩き続けるのだ」と思うと、半分絶望にも似た気持ちが心を支配したこともあった。
でも、毎日変わらないようでいて、牧場の日々は自然のドラマでいっぱいだということもこの一年で分かった。
まだまだ俺は酪農に情熱をかけているとは言い難いけれども、いつかはそうなりたいと、ボート部の連中を見て思った次第である。
まあやっぱり寂しいので、たまには旧友が牧場に来てくれるのを願っている。来てくれー!