うまくいかない

分娩も落ち着いて夜中見回りに起きなくて楽になったけど、乳房炎が多い。今日も一頭やっと治ったと思ったら、別の一頭が乳房炎になって熱を出した。仕事が終わったと思ったら、獣医を呼んで点滴。
いつからか分からないけど、仕事の効率が悪い。時間がかかる。
乳房炎が出たくらいで…とは思うけど、大事な収入源が乳房炎の数だけ減ってしまうので、やはりだめなことだ。
そんなことを考えていたら、「奇跡のりんご」の著者である、木村秋則氏は、リンゴの自然栽培を確立するまで、6年間リンゴが一個もとれなかった時代があったことを思い出した。最後の最後で、山に入って自殺しようと思ったときに、自然栽培のヒントを得たそうだ。
同じ農業者として、何年も、収入がゼロということを想像しただけでも、死にそうになる。
目標が高いほど、乗り越えなければならない壁は高くなる。
乳房炎は乳房炎だけれど、しっかり原因を探って、乗り越えて、目標到達のためのきっかけにしたい。
いずれにせよ、こんなときこそ平常心が大切だ。