前よりは成長している

酪農を始めて丸6年。年のせいなのか、仕事のせいなのかは分からないが、自分が歩んでいるよりも速いスピードで時間が過ぎていく感じがする。例えて言えば、羽田空港にある動く歩道にいつのまにか乗っているような…。このままだとあっという間に50になりそうだ。やることやらないとまずいことになる。やや焦る…。
ただし、太鼓をたたいたりボートを漕いだりしてる時の自分よりは、明らかに成長している実感がある。
まあ根本は単細胞の不器用人間で変わらないのだけど、早々に諦めたりすることは、以前より少なくなった。今振り返れば、本当に結果通りの努力しかしてなかった。結果が出なくて嘆いてる自分に、「あたりまえだよ。」と言ってあげたい。
今の自分を突き動かす言葉。それは、ペシャワール会中村哲氏がアフガニスタンで用水路建設をしているときに言った「Just Practise」という言葉。
この言葉を胸に秘めておくと、課題が100あって途方にくれそうな時も、とりあえず行動して99にしようと思うし、誰かにできないとか無理とか言われても、「豆腐にぶつかって死んでしまえ」と思いながら、未熟でも行動に移すことができる。全ては行動から始まる。
そして俺の行動の全ては、今の牧場の仕事に集約しようと思う。