若者よ、少数派になってみないか

昨日テレビで大学生の就職内定率がかなり低いことについてのニュースを見た。俺は就職活動したことないからちょっとその厳しさについて、具体的には感じることはできない。
その一方、介護の仕事とか、農家とか、まあ一般的に言えば人気ではなくて、場合によったら発展途上国外国人労働者(酪農家でも、労働力不足を外国人労働者に頼っているところも近くにある)に依存している産業もある。俺が就農してからの5年間で、町内の酪農家戸数はかなり減ったし、新規就農希望の人も多いわけではないようだ。農協関係者が、ハローワークで就農希望の人を募集しに行ったことがあるみたいだけど、あんまり来ないらしい。
俺は高校では一人だけ違う地方だった。よく地理の先生に田舎田舎言われていた。そしてさらに応援団はちょっと異質な集団だった。俺の代は多かったけど、定期的に数が集まらなくて消滅の危機とかになっている部であった。
そしてさらに大学では、ボート部はかなり異質な集団だった。「ボート部の奴をキャンパスで見たことがない」(一部は本当)とか、変なうわさがあったりしたし、キャンパスで怪しい宗教系のサークルに勧誘を受けても、「ボート部です」の一言でバイバイになるくらい、ある意味宗教的な部だった。
そしてオレイマラクノウカ、イエイ!
どうやら俺は、異質な空気を放つ少数派の集団や人間に無意識に魅力を感じるらしい。でも、ひとつだけ言えるのは、その中にいた人たちはとびっきり魅力的な人たちであったということだ。応援団団長宮村さん、ボート部主将トミーさん、などなど、今でもヒーロー的な存在である。
…とやや脱線してしまったが、つまり言いたいのは、もうちょっと他に目を向けてみたら意外といい仕事あるかもしれないよ。みんなが嫌がることをやってみるのもありかもよ。ということである。現在の主流も、かつては少数派だったわけだから。
唯一気がかりなのは、この日記を若者がだれ一人として読んでいない可能性が極めて高いということである。