口蹄疫やばいです

連日ニュースで話題になっている口蹄疫。一般人には他人事かもしれないが、畜産関係者にとってはかなり大変な問題である。
俺も口蹄疫について詳しくは知らないが、口蹄疫に感染したら、そこにいる家畜は全頭屠殺処分になる。つまりは廃業になる。そしてさらに恐ろしいのは、口蹄疫は空気感染する。感染が拡大しやすいのである。
現在宮崎県では、計8万頭の家畜が殺処分となるようだ。わが町の牛の頭数に迫りつつある。もし、北海道にまで感染が広がって、ここのような酪農専業地帯まで迫ってしまったら、その地域自体がつぶれてしまう。ここでは酪農しかできないのである!
…とまあ焦り気味に書いてしまったが、いち牛飼いの自分にできることは、変わらずにわが牧場の牛を飼い、牛乳を搾ることである。
昨日からやや暖かい天気になり、牛も放牧地で青草を食べ始めた。やっとこの光景を見ることができる。緑のじゅうたんの上で牛がゆったりと青草を食べる。この光景を見れるのが、自分が酪農をやっている大きな支えになっている。