後輩来る


はるばる埼玉のとある公園から、6つ下の後輩、ライズストーン亮くんが牧場に遊びにきた。彼は、僕が7年目(M2)のときの新人、つまり端と端の関係である。
彼は埼玉のとある公園でボートのコーチをしており、頭の中はボートで一杯だった。そのオーラで、丸3年ボートから離れている俺の頭の中も、ボート(と下ネタ)で一杯になった。
現役のときは端と端の関係だったので、面と向かって話したこともなかったが、お互いの笑いのつぼがあうのか、いろいろな話に笑い楽しんだ。そのおかげで、最近砂漠のように乾ききっていた俺の心が潤いを取り戻した。ありがとう。
午後は牛舎の仕事を手伝ってもらった。彼の目は世界のさまざまな問題に向いている。いずれはその問題を解決すべく、世界各地に羽ばたいていくに違いない。だからこそ、僕のような定住民族の仕事に目を向けることも大事だと思って手伝ってもらった。遠い将来でもいいから、この時間が少しでも役に立つことを願う。
そして彼は埼玉のとある公園に戻った。「打倒サイドアロー直人」を胸に秘め、新しい挑戦をするようだ。頑張ってほしい。
牧場に来てくれる旧友のおかげで、あやうく失いそうになる自分を取り戻すことができる。俺は一人ではない。本当に来てくれてありがとう。