牧場と自転車と私

昨日、実家に封印してあったマウンテンバイクが宅急便で北海道に到着した。
先月帰省したついでに持って帰るつもりだったんだが、久しぶりの実家でくつろぎすぎて持って帰る気力がなくなってしまい、今回送ってもらうこととなった。
思い起こせば大学5年のがけっぷち状態のとき、なぜか思いきって購入してから、二年間の通学はもちろん、東京から富士山五号目までのサイクリング(&富士山登山)そして東京から福岡に向けたサイクリング卒業旅行(六甲アイランドにてタイムアップ)、常にオレのそばにはこいつがいた。
分解された車体を組み立てながら、休日に自転車のメンテナンスをしていた頃が懐かしくなった。当時聴いていた音楽が耳に入るだけで胸がギュッとくるのは、おれがオヤジになったからだろうか?
大学に入ってボートを漕がなければ、留年して漕がなければ、大学院でボートの研究をしなければ、今自分はここにはいなかった。そう思えば、あの時重ねた失敗や挫折が全て今に繋がっていると感じる。
この前来た後輩が、新しい人生の道を歩みはじめた。どんなに無器用でどんなにカッコ悪くても、オレは彼のこれからを応援する。頑張れ!