嗚呼、車社会

今日は大雨で、牛も外に出たがらず。放牧はせず。牛舎で草をやって、いつもより早めに午前の仕事が終わった。
ちょっと用があったので、最寄のセブンイレブン(車で20分)にドライブに出かけた。
北海道は広い。広いが故に、移動手段は専ら車。しかもみんな結構とばす。俺、怖い。
二年前、学生最後の思い出にと、自転車で東海道を下りながら福岡を目指した。結果、時間とお金が尽きて六甲アイランドで自転車の旅は終わった。
その当時、軽い気持ちで、「東海道(国道一号)を下るのが一番シンプルで、なんか面白そう」と思い、1の番号がある道をひたすら進んでいた僕は、現在の国道一号線の中には、バイパス(自動車専用道路)になっているところもあるのを知らなかった。
そして俺は自転車で知らないうちにバイパスに上ってしまい、長いトンネルで端っこをこわごわ自転車を降りて歩いている中、その隣を猛スピードで通り過ぎていく車を音と風で感じながら、「車は恐ろしい」と何度もつぶやいていた。
車は便利であると同時に、恐ろしい。アクセルをちょこっと踏むだけで、人力を超えたスピードが出る。明らかに身の丈を超えている。車に3回はねられた俺はその恐ろしさを知っている。
出来れば自転車で移動したいが、この広い北海道ではそんなことも言っていられない。北海道では交通量が少ない故に、不注意から来る事故が多いらしい。俺も車の恐ろしさを十分肝に銘じて、運転したい。