突然の驚き

今日の昼間は放牧地の掃除刈りの作業をしていた。
説明しよう。掃除刈りとは、放牧地の草が伸びすぎて、牛が食べない長さになってしまうと、草を刈って短い状態にし、もう一度牛が喜んで食べられるようにする作業である。そう、牛はグルメなので、牛が食べる長さの草というのがあるのであーる。
そう、その作業をしているとき、トラクターのAMラジオからいきなり聞きなれた音が聞こえてきた。
「持ち上げようイチニッサーン!」
俺は耳を疑った。全国区のラジオから、マイナースポーツのボートのCOXのコールが聞こえてくるなんて!
「蹴ろうイチニッサーン!」
「足けり10本行こう!サー行こう!」
なにやら、この番組は「音の風景」という番組で、琵琶湖で漕いでいる高校生のボート部の練習の音が放送されていたのだ。
数年前は、毎日耳にたこが出来るほど聞いていた音が、今トラクターの中で聞くと、なんだか照れくさい感じだった。いやーまいったなー。足けりできねーよ。
それと同時に、俺はこれからボートに乗る機会があるのだろうかと、少し思った。出来れば5年に1回位はボートに乗って、足けりしまくって、「向こう5年くらいは漕がなくていいや」と思うサイクルで行きたいと思う。
耳の保養になった。ラジオありがとう!