野生とは

昨日NHKの「プラネットアース」で、砂漠に住む生き物の特集を見ながら、「野生とは何だろう?」と考えた。
早速結論だが、今僕が考えていることは、「野生とは生きるということに集中することではないか?」ということである。草食動物は、草があるところを探して歩かなければいけないし、同時に肉食動物からも逃げなければいけない。たとえ寝ているときでも。肉食動物は、餌を探さなければ飢えてしまうし子供も育てることが出来ない。そして厳しい環境で生きていかなければならない。明日の生すら保証されていない。砂漠に生きる生き物は、一年のうちにわずかだけ降る雨を頼りに生きている。
現代の西洋文明に生きている人間は野生とは程遠い環境に生きている。だからこそ、生きるということにはあまり集中していないと思う。逆に、いまだに厳しい環境で生きている人たちは、僕よりも生きていることに集中していると思う。半年ほど前に見たテレビで、どこか忘れたが家畜と共に高山で生活している民族が「私達は豊かではありません。でも貧しいとも思っていません。」と言っていた。この人たちとセレブと呼ばれている人たちと、どちらが本当の意味で豊かなのかは自分でも分からない。でもいずれ人間にも野生が必要になってくると思う。
いきなりこんなことを書いてしまった…。