今感じていること。

僕が住んでいるところは北海道の太平洋側にある。ここ2週間くらいは太陽を見ない天気が続いていたが、今日の朝はきれいに晴れて、久しぶりに日光浴をすることができた。
酪農という言葉から思い浮かべられるのは、大自然の中でゆったりとした生活、牛の放牧など、穏やかなイメージがあるとおもうけれども、やはり直接酪農という仕事をする中で、それだけでは済ますことができない出来事がたくさんあるということを身をもって実感している。
牛という生き物と関わっているので、牛の誕生や死ももちろんある。いままであまり動物の生死というものを直視していなかったので、自分にとってはショックなものだった。牛乳や牛肉、また牛に関わるものだけでなく、自分の口に入る全ての食べ物は、地球上の生き物の犠牲の上に成り立っているのだということを肌で感じることができた。
もちろん雄大な大自然も肌で感じている。朝の仕事で牛舎に向かっているときの澄んだ空気と、空の青と草地の緑のコントラスト。夜の星空。他にもいっぱいある。
こんな感じで、俺は毎日牛と一緒に日々を過ごしている。