やさしくなりたい

最近は晩飯の後に、家族で斎藤和義のCDを聴いている。娘も息子もノリノリだ。俺もノリノリだ。
「誰かのために何かをやったことがあるだろうか?」という問いが頭の中にある。
自分は、自分の持つエネルギーをほぼ100%自分の目標に使う人間で、悪く言えば、「自分さえよければいい」人間のような気がする。
これまでの人生で、いろいろな選択肢から道を選んだ基準も、「自分が最も成長する」だろう道を選んできた。何か人のためになるようなことを選んではいない。20代の頃は、それでいいと思っていたし、そういう自分は正しいと無意識に思っていた。まず大事なのは自立だと。
ただし、30過ぎの大人になり、それまで自分だけでよかったのが、それだけでは済まされなくなってきたところで、そういう自分に何かが足りないことを少しずつ気づくようになってきた。
というか、本当はずっと前から気付かなければいけなかったのだが、気付かないふりをしていたということだろうか?
おそらく、そんなに自分の性格は簡単には変えられないので、自分のもつエネルギーをほぼ自分の目の前に注いでしまう、狭い視野の人間であることを変えることは結構大変だと思うけど、それだけではだめなんだと思って、少しずつ周りの人間に熱くやさしくなっていきたい。
でも、「これは誰かのためにやっている」と思った時点で、それは自分にとっては少しうそのような気がするので、やっぱり、自分の求めることをやっている先に、何か人のためになることがあれば、それがうれしいと思えるようになりたい。
こんなことを書いてよいのかと思うが、最近頭の中にあることを書いてみた。